ダイエットの危険!女性の美ってなに?7つの摂食障害

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美しくなるために食事制限したり、甘いものを我慢したりして必死でダイエットを頑張っているという女性は多いです。友達、家族、恋人から「痩せる必要なんてないよ」と言われても、鏡に映る自分の姿は、自分の理想とは違い幻滅してしまう。あのモデルさんみたいに細い足になりたい、太ももに隙間をつくりたい、ウエストをあと5cm細くしたい、人から細いねと言われたい、人それぞれ目標や理想は違います。しかし、自分が思っている以上に、他人からしたら、「ぜんぜん気にする事ないのに」と思われている事も多いです。自分の追い求める姿に近くための第一歩として、女性は、まずはダイエットに取り組もうと考える人がほとんどです。そのためには「食べない」「我慢」から始めようとしてしまいます。食べるから太る。じゃあ食べなければすぐに痩せるだろうという発想になってしまうんですよね。しかし、それはとても危険なこと。美を手に入れるどころか、命の危険にもなりかねません。リバウンドよりも恐ろしい、拒食症、過食症といった摂食障害を引き起こしてしまいます。今回は、女性の求める「美」に潜む危険、「摂食障害」について紹介します。

1.摂食障害とは

摂食障害とは過度な食事制限ダイエットなどにより、食事の量をコントロールできなくなり、精神的、身体的にとても危険な影響をおよぼしてしまう病気です。「過食症」「拒食症」というとピンとくるでしょう。若い女性の多くが「痩せたい」と考えています。なぜ痩せたいのか、「痩せている=美しい」という考えから、過度なダイエットをしてしまうのです。そして「摂食障害」という「心の病気」を自ら引き起してしまいます。摂食障害を起こしやすい性格の特徴は
*周りの目が気になってしまう
*「いい子」でいようとする
*勉強、スポーツ、何にでもトップでいたい
*自分には価値がないと思ってしまう
*自分の気持ちを外に出せない
*ストレスなどうまく解消できない

頑張り屋さん、完璧主義者、など。たとえ目標を達成してもさらに高い目標を目指すようになるのです。

2.拒食症


食べることを拒否してしまう「拒食症」ダイエットやストレスが原因で起こってしまいます。過度な食事制限により自分の意思とは関係なく食べ物を受け付けなくなります。とくに
10代から20代の若い女性に多く、精神的なストレスやダイエットが原因で発症するケースが多いです。周りの目が気になり、痩せていることが美しいと思い、もっと痩せたい、もっと痩せなきゃと、どんどん痩せることが自分への義務になってしまいます。どれだけ痩せて細いと言われるようになっても、自分自身ではまだまだ納得ができないでいる。そして、食べることに罪悪感を抱いてしまい、身体が食べ物を受け付けなくなってしまいます。標準体重の15~20%以上痩せていると、拒食症と診断されます。命にも関わる非常に危険な状態です

2-1.拒食症の症状

拒食症の症状にはこういった特徴があります。
*標準体重より15~20%以上痩せている
*栄養不足により、抜け毛、味覚障害、35度以下の低体温、むくみなどの健康被害がある
*脳も栄養不足となり、ぼんやりする、考え方が偏って他人の意見を聞かない、思考力の低下など
*ホルモンバランスの乱れにより、生理不順、無月経になる。無月経が続くと不妊症の原因にもなってしまいます。
*過剰なほどの食事制限、特定のものだけを食べる偏食を続ける
*食事制限により、栄養失調を引き起し反動で一定の時期には過食になってしまう。そして、過食をコントロールできなくなり、太ることへの恐怖から嘔吐を始める。
*痩せる事に喜びを感じ、体調が悪くてもジムに通ったり活動的になる。
*太ることへの恐怖、ストレスから窃盗に走ったり、感情を表現できなくなってしまう。
に周りからどう見られているか、どう思われているのか、気になってしかたがない。自分の評価が低い人は要注意です。

3.過食症

過食症は、食べ物を大量に、ひたすら食べてしまいます。「食べては嘔吐する」パターンと「過食だけ繰り返す」パターンがあります。「過食だけを繰り返す」パターンは食欲をコントロールできなくなり、短時間の間で大量に食べてしまいます。食欲を感じては、家にあるものを食べ尽くしてしまうほど自分をコントロールできず、無心で食べ続けてしまいます。肥満になるケースが多い。食べてはいけないとわかっているのに、食べずにはいられない事から自己嫌悪になり、引きこもりになってしまうなど、精神的に不安的になりがちです。拒食症とは逆の症状ですが、拒食症の多くは、過食症の前段階のケースが多いです。
いっぽう、食べては嘔吐する「過食嘔吐」は、無心で食べ物を食べ尽くしてしまうなど、過食をしてしまったあとに、なぜ、こんなに食べてしまったのかと自己を責めてしまい、太ることへの不安から自ら指を口に入れ、嘔吐をします。吐き出すことで食べたことを「無かったこと」にしようとするのです。しだいに吐き出すことが習慣となり、「どうせ後で吐けばいい」と余計に過食をしてしまう事もあります。

3-1.過食症の症状

過食症の症状には、下記のような特徴があります。
*過食だけを繰り返す過食症のパターンは、肥満を引き起こす。
*高カロリーなものを摂る傾向にあり、脂肪肝、糖尿病、心筋梗塞のリスクがある
*過食による自己嫌悪から抑うつ、自傷行為、反社会的行為に走ってしまう
*過食嘔吐を繰り返し、栄養失調になり肌荒れ、口内炎、貧血、抜け毛の原因になる
*嘔吐、下痢を繰り返し、食堂が炎症を起こし歯が溶ける、胃腸不良、などが起きる
*栄養失調から、生理不順、無月経になる
*大量に食べても2時間以内にまた過食を繰り返してしまう。

抑うつ状態が続いてしまうと、自殺行為に走ってしまう最悪のケースがあります。摂食障害は精神疾患の一つなのです。

4.特定不能摂食障害

特定不能摂食障害とは、「拒食症」とも「過食症」とも特定できない症状。摂食障害の30~60%はこの特定不能の状態です。月経はちゃんとあるが、拒食症の基準を満たしている。体重は正常値だが、少量食べただけで嘔吐をする、過食嘔吐が週2回未満ある。食べるが飲み込まず吐き出す。など、症状に一貫性がありません。

4-2.特定不能摂食障害の症状

特定不能摂食障害の症状には、下記のような特徴があります。
*体重が急激に減ったり増えたり増減が著しいが、体重が正常範囲内
*過食と、過食嘔吐が週に2回未満のため、過食症とは呼ばない
*大量に食べるが、飲み込まずに吐き出す「チューイング」という行為を繰り返す
*少食、偏食、急激な体重減少、集中力低下など拒食症の症状はあるが、月経は定期的にある

5.睡眠関連摂食障害

聞きなれない言葉ですが「睡眠関連摂食障害」は夢遊病の一種になります。寝ている間でも身体が勝手に起き、食事をするという症状で、ほとんどが自覚症状がなく、食べたことすら覚えていません。ダイエット中の女性に多く、食事制限で満足を得られない状態が続きそのストレスから、寝ている間に食欲を満たすという行動を引き起してしまいます。また大きな原因として、「睡眠薬、精神安定剤などの薬による副作用」と「精神的ストレス」があげられます。治療法として薬投与がありますが、日頃からストレスを溜め込まないようにすることが重要です。

6.夜間摂食障害

夜間摂食障害は、睡眠関連摂食障害とは違い、自覚があります。夜中や寝る前に過食をしてしまうケース。ストレスと睡眠障害が原因。食べないと眠れないため、夜中であったも過食してしまいます。日中の食事量が少ないのも特徴。
睡眠障害もストレスが原因で引き起こってしまいます。夜間摂食障害を防ぐにはまずは睡眠障害の解消が必要となります。睡眠薬が一般的ではありますが、副作用などもあるため、自分でリラックスできる方法を見つけることも大事ですね。

7.選択的摂食障害

選択的摂食障害(SED)とは、特定のものしか食べられない病気です。これは幼少時に食に対して不快な経験をしたことが影響しています。心理的なトラウマから特定のものしか食べられなくなってしまうのです。実際にSEDの有名な事例があります。

*ピザ


イギリスのクレア・シモンズ(女性)さんは、2歳の時から30年以上、チーズとトマトのピザ以外のものを食べたことがありません。それ以外のものを食べることに恐怖を感じてしまい、無理やり口にいれても、吐き気におそわれ吐いてしまうのです。ピザ以外のものはいかがですか?と他のメニューを口にされるだけでも背筋が凍るそうです。

同じくイギリスのソフィー・レイさんも8年間、トマトとチーズのピザしか食べていない。ソフィーさんの摂食障害は、まずパスタ、フライドポテト、レモンジャムサンドイッチしか食べられなくなり、11歳からは焼きたてのトマトとチーズのみのピザしか食べられなくなりました。やはり他の食べ物は想像するだけでも吐き気がすると、クレアさんと同じ症状です。

*フライドポテト


イギリスのハナ・リトルさんは、5歳のときから15年間、フライドポテトのみの生活。その原因は、他のものを食べたら気分が悪くなってしまったことがきっかけ。
朝食ではトーストを食べるが、ランチとディナーでは、チップスのみという食生活でした。しかし、国家認定の精神分析医の指導により、睡眠療法を受け、ピザを美味しいと感じるようになり、しだいに好物がどんどん増えています。ハナ・リトルさんは、他の食品を食べてしまったら、病気になるのではないかと恐怖や不安がつねにあったと言います。

*インスタントラーメン

ゲオルギリ・リードマンさんは、8歳の頃から10年以上もインスタントラーメンしか食べず過ごしてきました。食中毒に襲われたのをきっかけに、野菜と果物が食べられなくなってしまい、食べようとすればパニックになってしまいます。たまに、じゃがいもと鶏肉を口にしますが、基本的には朝昼晩インスタントラーメン。しかしそれも野菜のかけらが一片も入らないインスタントラーメンでブランドも決まっています。しかし、医師に「80歳の老婆と変わらない健康状態」と告げられ、彼女自身、問題を認識しはじめました。友達と外食を楽しめるようになりたい、普通の食べ物を食べられるようになりたいと治療に励んでいます。

*この他にも、26年間プレーンビスケットのみ15年間チキンナゲットと少量のフライドポテトのみ、またビスケットばかりの有名シェフなども。
そして、この人たちも、ピザのみのクレア・シモンズさんも、フライドポテトのみのハナ・リトルさんも、インスタントラーメンのみのゲオルギリ・リードマンさんも、みなさんがイギリスの出身というのも驚きです。

8.身体醜形障害

外見へのコンプレックスを抱え、鏡に映る自分の姿に深い嫌悪感を抱いてしまう精神疾患です。日本では年々増加している病気で、拒食症、過食症などとの関連が深く、完璧主義の人や、自己評価の低い人がかかりやすいです。他人からすればとても些細なことでも本人にとっては苦痛なのです。自分を低く評価しすぎているため周りに何を言われても素直に受け止めることができません。うつ病や引きこもりのリスクもあり、統合失調症の前兆とも考えられています。
*何度も鏡のに映る自分を見続けるか、ガラスや鏡など自分の姿の映るものを避ける
*コンプレックスに感じている部分を隠す
*人に姿を見られるのが嫌で人目を避ける

9.摂食障害による影響

摂食障害は精神的、健康的に悪影響なことばかりです。主な影響をまとめましょう。
《身体への影響》
*血液・・・白血球の減少なども認められ、さまざまな貧血症状がある
*電解質・・・低カリウム血症により、不整脈を引き起し突然死の危険がある
*ホルモン系・・・低体重、栄養不足により女性ホルモンが減少し無月経、甲状腺ホルモン低下、副腎皮膚ホルモン上昇などの異常が生じる
*肝臓機能・・・栄養が足りない状態が続き、飢餓状態になり肝障害を引き起し死亡の危険がある
*腎機能・・・腎機能の低下により、むくみが生じる
*脂質代謝・・・脂肪をとらず、低体重なのに血中コレステロール値が上昇
*皮膚・・・皮膚が乾燥して、たるみ、しわ、抜け毛などがある
*歯・・・嘔吐を繰り返し胃酸が上がってきて歯のエナメル質を溶かしてしまう
*中枢神経・・・集中力の低下、不眠症

《精神への影響》
*うつ・・・過食、嘔吐、自己嫌悪で、ふさぎこみ、悲しい気分になるといった、うつ気分になってしまう
*性格・・・完璧主義、頑張り屋さんほど頑固で融通が効かないため、摂食障害に陥り、性格が変わり衝動的になってしまう
*不安・・・肥満や太ってしまうことへの不安と恐怖に常におそわれている
*強迫・・・自分の望みではないのに、意味のない行動を繰り返してしまう。体調が悪いのに痩せるために過剰なダイエットや運動をしてしまう
*イライラ・・・イライラすることが多く、周囲と問題を起こしてしまう
*集中力・・・脳の働きが弱くなり集中力が低下してしまう

まとめ.

綺麗になるために、美しい自分に変身するためのダイエットも、間違ったやり方、過剰なやり方では、取り返しのつかないことになってしまいます。ただ痩せているだけが美しいわけではありません。もちろん女性なら、モデルのようにスリムな体型で、細身のパンツやタイトなスカートを着こなしたいと切望するものです。これからの季節、露出も増えるし、ぷよぷよの身体で水着なんて恥ずかしい・・・とも思ってしまいますよね。しかし、女性の美しさ、綺麗な女性とは、痩せていることだけではないですよね。素敵な人だなと感じるのは、肉体的な部分だけではなく、内面的な部分から溢れ出てくるものです自分で自分を否定してしまっては、いつまでたっても自分を美しいと感じることはないのではないでしょうか

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